ぶちかませ、アキ!!
P3のスピンオフ小説、オワリノカケラを読んだ感想です。
ネタバレなしの感想
話の内容としては、真田先輩を主人公とした学園ラブコメです。
時期的にはキタローが寮にくる少し前のタイミング。
表紙・挿絵にイラストの描きおろしはありません。残念すぎる。
S.E.E.Sキャラで登場するのは、
- 真田先輩
- 美鶴先輩
- 荒垣先輩
- ゆかりちゃん
- コロマル
- キタロー(ほんのチョッピリ)
です。あとは、幾月さん、黒沢さんが登場します。
月校三年生の活躍がメインですね。このあたりのキャラが好きな人向けかと。
キタロー・ハム子好きにも、ちょっと設定を掘り下げることができるかも。
逆に綾時君好きにはあまりお勧めできないかもしれません・・・理由は畳んだ先にて。
話の中心になるの時任亜夜というオリジナルキャラ。
ボクシング部のマネージャーの先輩です。真田先輩のことが好き。
そしてベタベタなラブコメが展開されるwなので、話の内容は軽いです。
どうでもいいですが、三人称が徹底して名前表記なので、
荒垣先輩は真次郎と書かれるんですよね。
「明彦」はともかく「真次郎」には違和感があります(;´v`)
全体的に、真田先輩の天然っぷり・暴走っぷりが炸裂し、
明彦可愛いよ明彦!という一冊かとw
ゲーム本編の凛とした先輩というより、PQのプロテイン狂になってる先輩に近いかも。
黒沢さんに恋愛相談?をして正常か疑われるw真田先輩や、
そんな真田先輩を生温かく見守る?荒垣先輩が見られるぞ!w
amazonレビューが悲惨なので期待はしてなかったのですが、割と面白かったですよ。
仲のいい月校三年生が描かれているのは貴重ですし。美鶴先輩可愛いし。
ただ、確かにキャラに違和感を感じるシーンが散見されます。
続きにはネタバレありの感想をば。少し間を空けておきます。
ネタバレありの感想
美鶴先輩がモノに蹴ってあたったり、荒垣先輩が寮で狼藉?を働いたりという辺りは
確かに違和感を感じました。
まぁ、美鶴先輩は「そんなに牛丼を食べたかったのか~!(可愛いよ美鶴先輩可愛いよ)」
荒垣先輩は「真田先輩を心配しての行動なら仕方ないかなぁ」と許容できるかもしれません。
でも、綾時君(というかデス?)は言動がかけ離れ過ぎてる部分があって、
「それだけは違うやろ!」と突っ込みたくなるシーンがありました。ないわ。
そもそも10年前の事故の生き残りは主人公だけじゃなかったのか。
凄く遠くに飛び散った小さなカケラってことなのか。謎です。
2017/2/24追記:
同スピンオフ小説シリーズの3作目、ベルベットブルーにて
デス(綾時君)ではなくニアデスという別物?だと判明しました。
デスではあるんだけど綾時君とは別人のようです。
この小説をふまえると、病院で初めてハム子が荒垣先輩と会った時に
「お前、・・・」って何か言いたそうにしてたのはこの事件を思い出したからかな?
なんて思えるんですけどね。この小説、公式じゃないっぽいんだよなぁ・・・
本当、あの一言は一体どういう意味だったんでしょうね。
あと、恋愛相談をされた黒沢さんの
「お前くらいの年頃の男は寝ても覚めても女のことを考えててもおかしくない」
に対して真田先輩の
「俺はその方が変態だと思いますがね」。
・・・荒垣先輩!真田先輩に変態だって思われてるよ!w
何にせよ、カストール&ポリデュークスのタッグ技とか、
ラストの三年生3人が力を合わせるシーンとか、燃えるシーンでした。
ずっと空気だったのに、一番おいしいところを持ってっちゃうゆかりちゃんとかね!
ゆかりちゃんは美鶴先輩の危機を超格好良く救ってくれるポジションがいい!
っていうかこの話が公式だとゆかりちゃんは荒垣先輩と面識あることになって
(先輩は顔合わせるの避けてたけど)、ちょっと矛盾が生まれますね。
そんな感じで、あまり評判のいい小説ではありませんが、
それなりに面白い部分もあるので、
月校三年生が好きな方は読んでみてもいいんじゃないでしょうか。
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